【2025年】いたばし花火大会の楽しみ方!見どころ・穴場・屋台・アクセス情報も紹介

東京都

毎年8月の第1土曜日に行われる「いたばし花火大会」、2025年は8月2日(土)に開催される。本記事では、見どころや混雑情報など事前に知りたい情報を徹底レポート!(※記事内で紹介しているイベントや施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

日本最高峰の花火師たちが渾身の花火を打ち上げる
日本最高峰の花火師たちが渾身の花火を打ち上げる画像提供:板橋区観光協会


【概要】いたばし花火大会とは?

東京都板橋区の河川敷で開催される「いたばし花火大会」。毎年、荒川を挟んで隣りの埼玉県戸田市の「戸田橋花火大会」と同時で花火大会を開催しており、両岸で約1万5000発の花火が打ち上げられる。

23区内で唯一、迫力満点の尺五寸玉(15号玉)があがる花火大会として知られており、国内最高峰の花火師10人による新作花火の競演や、豪快な「ナイアガラの滝」、対岸の戸田橋との合同打ち上げなど、見どころ満載の花火大会となっている。

打ち上げ場所が観客席に近いことも特徴の一つ。花火が夜空にドーンと打ち上げられる度に、身体に響く音もこの大会の醍醐味。例年、約55万人の人出があり、都内屈指の規模を誇る大会だ。荒天時は順延なしで、少雨時は決行予定。

▼観覧する方法は2つある。
・2025年6月14日から、セブンイレブン、板橋区観光協会窓口でチケット購入、または公式サイトにてチケット購入。
・公道からの一般観覧なら誰でも自由に観覧可能。ただし、かなりの混雑が予想される。

▼有料観覧席(2025年の予定)
・陸上競技場席
・プライムシート
・S席
・A席
※販売対象や購入条件については大会公式サイトを確認。

【見どころ】迫力満点!都内最大級、夜空に華ひらく尺五寸の大玉

都内の花火大会で打ち上げられる最大サイズの打ち上げ花火は4号玉から8号玉がほとんど。いたばし花火大会では、10号玉が54発(戸田橋を含めると72発)も打ち上げられる。さらに、23区内ではここでしか見ることのできない尺五寸玉(15号玉)が5発も打ち上げられ、直径360メートルの大迫力の花火が夜空に輝く。また広い荒川河川敷を舞台に、幅300メートルに渡って流れ落ちる大瀑布「ナイアガラの滝」も、会場を華麗に盛り上げる。日本全国から集結した最高峰の花火師10人による競演も、「いたばし花火大会」ならではの贅沢な楽しみ。

また、2025年の目玉としては、ボローニャ市友好都市交流20周年を記念した特別な花火が打ち上げられる予定。例年、フィナーレを飾る大迫力のワイドスターマイン「天空のナイアガラ」など、見どころ満載。夏の夜空を舞台に繰り広げられる荘厳なショーを、身体中で満喫できる花火大会だ。

画像提供:板橋区観光協会


【歴史】埼玉県戸田町と東京都板橋区の友好の花火

1950年(昭和25年)、東京都板橋区と埼玉県戸田町との間で境界変更が行われたのを記念し、翌1951年8月18日に「戸田橋花火大会」として開催されたのがいたばし花火大会の始まりだ。当時、板橋区舟渡町と埼玉県戸田町との境界線は荒川の流れを挟んで複雑に入り組んでおり、それを是正するため東京都と埼玉県で話し合い、線引きが行われた。花火大会はこれを記念し、今後の末永い友好関係を願い、戸田町からの依頼により板橋区が後援する形で花火大会が始まった。

大会の名称は、「戸田橋花火大会」から「区民納涼花火大会」「板橋花火大会」と名前を変え、1988年(昭和63年)の第30回から「いたばし花火大会」となり、現在にいたっている。1993年(平成5年)には、会場となっている荒川河川敷の土手が、座りやすい階段状に整備され、花火が見やすくなっている。ただし土手は草がかなり生えているので、レジャーシートを持っていくとよい。

荒川河川敷は階段状に整備されている
荒川河川敷は階段状に整備されている


【屋台・飲食情報】屋台の出店もあるが、自前で用意する人も多い

会場内には複数カ所に、屋台やキッチンカーによる出店がある。主な出店場所は、戸田硬軟兼用野球場周辺やエリア5、10、13の近く(詳細は公式サイトのマップを確認)。これらの売店は誰でも利用することができ、焼きそば、たこ焼き、かき氷などの軽食やおつまみ、ソフトドリンク、アルコールが販売されるが、いずれもピーク時にはかなりの行列ができる。

陸上競技場内には、各国料理や飲み物が楽しめるフードトラックマーケットもあるが、こちらを利用するには陸上競技場席チケットが必要となる。

会場に向かう途中には出店も
会場に向かう途中には出店も


途中のコンビニでは路面でホットスナックなどの販売があったりするが、時間帯によってはかなりの行列となる。お弁当や軽食を持参してくる人も多い。混雑で思うように動けないことも多いので、保冷バックに飲み物や食べ物を冷やして持参することをおすすめする。

道中には路面販売を行なっているコンビニも
道中には路面販売を行なっているコンビニも

スーパーでも飲み物などを販売している
スーパーでも飲み物などを販売している


【花火が見える穴場スポット】

比較的人が混み合っていない穴場スポットはこちら。
・荒川の戸田側の戸田公園付近の河川敷
・板橋側の戸田硬軟兼用野球場
・板橋側の会場西端の戸田橋緑地

「戸田硬軟兼用野球場」「陸上競技場」「芝生広場」では、一度に退場することによる混雑を避けるために、終了時、退場規制がある。

【混雑情報】混雑を避けるための対策を立てよう

例年、多くの人出で賑わう「いたばし花火大会」。2025年も大変な混雑が予想されている。特に混雑が激しくなるのは、戸田橋、浮間舟渡、西台といった会場と最寄り駅周辺。夕方から夜にかけて、歩くのも困難なほどの人出になる。

ピークの時間帯は以下のとおり:
■16時~18時:場所取りや早めの到着者でやや混雑
■18時~19時:最寄り駅や周辺道路が混雑。交通規制もこの時間帯から本格化
■19時~20時30分:打ち上げ中は混雑のピーク。移動はほぼ不可能に近い
■20時30分~21時30分:花火終了とともに駅までの道が混雑し、長時間の待機も

交通規制も広範囲におよび、JR埼京線浮間舟渡駅周辺~荒川沿いの芝原橋付近が17時~22時のあいだ車両通行止めになる。また、JR埼京線浮間舟渡駅、都営三田線高島平駅、西台駅、蓮根駅までの道路が歩行者専用となる。

一般席は満員になり次第入場規制がかかる。特に下流側は早期の規制が予想される。

自転車での来場は自粛が呼びかけられており、車での来場は不可のため、公共交通機関の利用が必須だ。花火終了とともに最寄り駅が混雑するため、事前のICカードのチャージが推奨されている。

混雑回避のポイント
・現地入りはできれば16時以前に
・帰宅時間をずらす、もしくは会場から少し離れたエリアで観覧
・最新の交通・混雑情報を当日もSNSや公式サイトで確認
・帰りは比較的空いている高島平駅、もしくは浮間舟渡駅からさらに20分ほど歩く北赤羽駅から電車に乗る

暑さ対策も忘れずに
例年、多くの人出がある花火大会、暑さ対策もしっかり用意しておきたい。特に晴天時は花火大会開催前の時間帯は日差しも強く、かなり暑くなる。一斉に移動する花火大会終了後も、人が多く、かなり蒸し暑くなる場合もある。日傘やハンディーファン、飲み物などを用意しておきたい。

それでも万が一体調がすぐれない場合は、救護所もエリア2、エリア9、エリア13の近くに用意されているので、速やかに救護スタッフに相談しよう。


【トイレ情報】事前に済ませておくのがベスト!

いたばし花火大会では各所に仮設トイレが設置されているが、非常に混み合うため、事前に降車駅付近や会場周辺の公衆トイレを利用しておくのが基本。とくに花火後半は長蛇の列ができる。

会場内の仮設トイレは男女それぞれの専用トイレとなっている
会場内の仮設トイレは男女それぞれの専用トイレとなっている


会場内全域に男女別のトイレが設置されており、有料席エリア、一般エリアに関わらず、誰でも利用できる。一般女性用トイレが増設されているのがありがたい。車イスで利用できる障がい者用トイレは、陸上競技場内と、有料席のエリア4、エリア13に設置されている。また、板橋区舟渡ホールなど、会場外にも仮設トイレが設置されている場所もある。


【開催日・打ち上げ時間】開催可否は区の自動音声でも

開催日は2025年8月2日(土)、打ち上げ時間は19時〜20時30分。そのほか、花火大会の開催可否については公式サイトやXをチェック。また、当日、板橋区くらしと観光課観光振興係 (03-3579-2251)で自動音声で開催可否を伝えてくれる。

【アクセス】来場の際は、必ず公共交通機関を利用しよう

JR浮間舟渡駅から徒歩20分、都営三田線高島平駅または西台駅または蓮根駅から徒歩20分。駐車場は設置されていないので、来場の際は上記の公共交通機関を利用しよう。


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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

情報は2025年7月22日 07:30時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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