水中花火と水上花火の違いとは?2021年開催の代表的な花火大会も紹介!
2021年記事全国
この記事は2021年花火特集のものです。最新トピックスはこちら
一般的に花火と言えば、夏の夜空に咲き誇る「打ち上げ花火」を思い浮かべる人が多いだろう。しかし花火にもさまざまな種類があり、間断なく打ち上がるスターマインや、壮大なスケール感が魅力のナイアガラ(綱仕掛)など、それぞれに異なる趣を堪能できるのが面白いところ。ここでは、海や川、湖などの水面と花火との調和を楽しめる、水中花火&水上花火についてご紹介。両者の違いや、それぞれの代表的な花火大会をこの機会にチェックしてみよう。
水中花火と水上花火は、スターマインやナイアガラ(綱仕掛)などと同じく、「仕掛け花火」と呼ばれるものの一種。いずれも上空ではなく、水面で半円状に開くところが「打ち上げ花火」とは大きく異なる。そして両者の違いを細かく説明すると、「水中花火」とは岸や水上の船などで点火した花火を、水中に向かって打ち込み水の中で爆発させるもの。一方で「水上花火」とは、あらかじめ船やいかだなどにセットしておいた花火を、遠隔操作で点火させるもので、名前の通り水上で爆発するため、水の抵抗を受けずに美しい半円を描くという。
【水中花火】湖面を彩る水中花火が感動的な「りんどう湖花火大会」
30万平方メートルの広大なレジャーランド・パーク「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」で毎年7月に3日間開催される花火大会。湖の立地を生かした演出で、水中花火に加えて水上花火も上がり、スターマインや4号玉などが湖の対岸の近距離から打ち上げられて豪華絢爛。アトラクションや動物との触れ合い体験は大人も子供も楽しめる。※観覧には那須高原りんどう湖ファミリー牧場の入園料が必要。
湖畔で開催されるだけに、水面への映り込みを計算した鮮やかな演出で、約3500発の美しい花火が湖面に反射して幻想的な雰囲気に包まれる。特に目の前で次々と花火が炸裂する水中&水上花火は、水面に映る光や大瀑布が打ち上げ花火にも劣らぬ迫力で、見る者に感動すら与えるほど。また夜空に上がるスターマインや4号玉、そして観客の「アンコール!アンコール!」の掛け声に応えて、次々と大輪の花火が打ち上がるアンコール花火も見どころだ。敷地内には有料観覧席を多く設け、事前に予約すれば約30分間の水と光の共演をゆっくりと楽しめる。
【水上花火】多彩な花火が海面に映える「姫路みなと祭海上花火大会」
姫路港のPRと活性化、また親水&親港機能の強化を目的として、毎年7月下旬に開催されている「姫路みなと祭」。港内に浮かべた台船や埠頭の近距離から次々と打ち上がる花火は迫力満点で、美しい花火が水面に映る港ならではの演出に多くの人が魅了される。都市部で開催される花火大会の中では、比較的近距離で観覧できるのが最大の魅力だ。※2021年は11月13日(土)に開催予定で、開催内容などは2021年6月現在未定。
2021年はどうなる?「りんどう湖花火大会」と「姫路みなと祭海上花火大会」の開催予定
「りんどう湖花火大会」は、新型コロナウイルス感染症・熱中症対策を徹底のうえ7月17日(土)・7月22日(木)~25日(日)に開催予定。園内が密集状態にならないための対策として、人数制限をする場合もある。一方の「姫路みなと祭海上花火大会」は、東京オリンピック・パラリンピックの開催や、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、安心安全の確保を考慮し、11月13日(土)に開催予定。最終的な開催可否は7月末を目途に判断する。両大会とも開催内容の変更や、荒天や社会情勢による中止の場合もあるため、事前にHPなどで確認してからお出かけを。
※各花火大会の開催情報は2021年6月15日時点の情報
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