終盤の怒涛の感動がスゴイ!!“革ジャンおじさん”の正体は!?少年に渡したお金とは?読み返してもきっと泣く感動作

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この記事は2022年花火特集のものです。最新トピックスはこちら

浴衣に革ジャンを羽織った怖いおじさんの正体は…?人間関係に悩んだときに読んでほしい感動作品
浴衣に革ジャンを羽織った怖いおじさんの正体は…?人間関係に悩んだときに読んでほしい感動作品城岳研志@j_g_kenshi

家がゲーム禁止で、その代わりに買ってもらっていた漫画雑誌を読むうちに小学生のころから自分でも漫画を描くようになったという城岳研志(@j_g_kenshi)さん。月刊少年マガジンでの受賞経験もあり、現在はpixivなどでも作品を公開している。

「怖い」と思っていたおじさんだが、実は優しい
「怖い」と思っていたおじさんだが、実は優しい城岳研志@j_g_kenshi

今回は、2020年8月にpixivにて公開された「革ジャンおじさんとさ迷い少年」をお届け。少年が夜空を見上げて次に打ち上がるはずの花火を待っていると、浴衣に革ジャンという奇妙な出で立ちのおじさんが声をかけてきた。その独特な風貌に少年は身構えるのだが、おじさんは少年を心配してポケットに無理やりお金を入れてきたり、自分が大好きだというジャムパンをくれようとしたりと、どうやら怖い人ではない様子。

少年は“家”を飛び出してきたと言うが、本当は…
少年は“家”を飛び出してきたと言うが、本当は…城岳研志@j_g_kenshi


何かを察したおじさんに、少年は家を飛び出してきたことを明かすも、その理由までは口にできないでいた。するとおじさんは唐突に身の上話を始め、自身の人生経験を踏まえた上で少年にアドバイスを送る。おじさんの言葉で心が楽になった少年は、その場を去ろうとするおじさんにお金を返そうするのだが、ポケットから出てきたのは見慣れない小銭で…。

おじさんの名言が心に刺さる
おじさんの名言が心に刺さる城岳研志@j_g_kenshi


別れ際にファッションを自慢してくるおじさんの姿を見た少年は、自分がなぜここにいるのかに気付く。少年は家を飛び出してきたのではなく、花火大会の開催日に自ら生命を絶とうとして、“自分を飛び出してきた”のだった。

おじさんの浴衣の向きに気付いた少年は…
おじさんの浴衣の向きに気付いた少年は…城岳研志@j_g_kenshi


無事に退院の日を迎えた少年が“見慣れない小銭”について調べていると、少年が腰掛けているベッドの以前の利用者の親族だという女性が現れた。女性いわく、その利用者はジャムパンが好きで、いつもお気に入りの革ジャンを着ていたのだそう。

病院のベッドを少年の前に使っていた人は「苺のジャムパン」が好きだった!
病院のベッドを少年の前に使っていた人は「苺のジャムパン」が好きだった!城岳研志@j_g_kenshi


病院からの帰り道、少年はお母さんに学校でいじめられていることを涙ながらに告白。そうして人生に前向きになれた少年は、自分の大事なものをあげてまで困っている人を助けられる革ジャンのおじさんのような大人に憧れを抱くのだった。

少年が困っていると思い、自分の“六文銭”をあげようとした優しいおじさん
少年が困っていると思い、自分の“六文銭”をあげようとした優しいおじさん城岳研志@j_g_kenshi

大人でも子供でも、人間関係に悩まされることはあるだろう。そんなときは革ジャンのおじさんが少年にかけた言葉を思い出してほしい。

画像提供:城岳研志(@j_g_kenshi)

情報は2022年7月29日 10:55時点のものです。おでかけの際はご注意ください。