4年ぶりに開催する花火大会をチェック!2023年の夏はダイナミックな花火を存分に楽しもう

全国

ここ数年、コロナ禍で中止が相次いだ花火大会。さまざまな規制が緩和された2023年は、「今年こそ開催を!」と各地の花火大会の事務局では準備が進められている。この記事では、多くの人が待ちわびた、4年ぶりに開催される各地の花火大会を紹介する。2023年の夏は、ダイナミックな花火をお祭り気分で楽しもう!

びわ湖大花火大会の様子
びわ湖大花火大会の様子画像提供:公益社団法人 びわこビジターズビューロー


【関東】4年ぶりに開催する花火大会

第46回隅田川花火大会/東京都台東区

2023年7月29日(土)19時~20時30分※第一会場19時~、第二会場19時30分~

完成度に定評がある美しいスターマイン
完成度に定評がある美しいスターマイン画像提供:台東区

起源は1733年(享保18年)の「両国の川開き」に由来するという、伝統、格式共に関東随一の花火大会。歴史の流れの中で何度かの中断を経て、1978年(昭和53年)に隅田川花火大会として復活した。桜橋下流から言問橋上流の第一会場では、数々のコンクールで優秀な成績を収めた花火業者が一堂に会して競う花火コンクールが開催される。

<DATA>
日時:2023年7月29日(土)19時~20時30分※第一会場19時~、第二会場19時30分~
会場:桜橋下流から言問橋上流(第一会場)、駒形橋下流から厩橋上流(第二会場)
打ち上げ数:約2万発(第一会場・第二会場合計)
例年の人出:約95万人(2012年実績、第一会場・第二会場合計)


第48回 江戸川区花火大会/東京都江戸川区

2023年8月5日(土)19時15分~20時30分

趣向をこらした花火と音楽のコラボが楽しい
趣向をこらした花火と音楽のコラボが楽しい画像提供:江戸川区花火大会実行委員会

東京都江戸川区と千葉県市川市で同時開催する大規模な花火大会が4年ぶりに開催。異なる8つのテーマで、それぞれのイメージに沿ったBGMに乗せて打ち上げる。恒例の5秒で1000発を打ち上げるオープニングに始まり、夜空一面に広がる金色のシャワーでフィナーレを迎えるまでの約75分間、次々と切り替わる演出が観客を魅了する。

<DATA>
日時:2023年8月5日(土)19時15分~20時30分
会場:江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
打ち上げ数:約1万4000発


第64回いたばし花火大会/東京都板橋区

2023年8月5日(土)19時~20時30分

日本全国の花火競技会で優秀な成績をおさめた花火師による「芸術玉」も美しい
日本全国の花火競技会で優秀な成績をおさめた花火師による「芸術玉」も美しい画像提供:板橋区観光協会

荒川をはさんで両岸の東京都板橋区と埼玉県戸田市で、同時に開催される2つの花火大会。両岸で約1万3000発を打ち上げる東京都内屈指の花火大会で、2023年に4年ぶりの開催が決定。恒例となっている日本最高峰の花火師が手掛けた「芸術玉」や東京最大級の大玉「尺五寸玉」、関東最長級(総延長700メートル)の「大ナイアガラの滝」、フィナーレを飾るワイドスターマイン「天空のナイアガラ」など、見どころが満載。打ち上げ場所が観客席に近いことから、おなかに響く音も醍醐味のひとつ。

<DATA>
日時:2023年8月5日(土)19時~20時30分
会場:板橋区 荒川河川敷
打ち上げ数:約1万3000発(同時開催される戸田橋花火大会との合算値)
例年の人出:52万人


熊谷花火大会/埼玉県熊谷市

2023年8月12日(土)19時~21時(予定)

漆黒の夜空に大迫力の花火が映える
漆黒の夜空に大迫力の花火が映える画像提供:(一社)熊谷市観光協会

1948年(昭和23年)から続く伝統のイベントで、埼玉県では長い歴史を誇る花火大会。ウエディングや誕生日のメッセージを伝える「メッセージ花火」も名物だ。会場は見晴らしがよく、遠くからでも眺められる。河川敷には約500の夜店がズラリと軒を並べ、圧巻だ。

<DATA>
日時:2023年8月12日(土)19時~21時(予定)
会場:荒川河畔(荒川大橋下流)
打ち上げ数:約1万発
例年の人出:約45万人


令和5年度 さいたま市花火大会 大和田公園会場/埼玉県さいたま市北区

2023年7月30日(日)19時30分~20時30分

早打ち、スターマインなどが打ち上げられる
早打ち、スターマインなどが打ち上げられる写真提供:(公社)さいたま観光国際協会

関東有数の規模を誇る、埼玉県さいたま市の「さいたま市花火大会」は3会場に分けて開催される花火大会。2019年(令和元年)の開催以降、中止や無観客での規模縮小開催、録画配信で開催されてきたが、2023年は4年ぶりに、さいたま市内の3会場で通常規模での開催が決定。早打ち、スターマインなどが打ち上げられる。

<DATA>
日時:2023年7月30日(日)19時30分~20時30分
会場:大和田公園周辺
打ち上げ数:約5000発(予定)
例年の人出:約10万人


第49回金沢まつり 花火大会/神奈川県横浜市金沢区

2023年8月26日(土)19時~20時(予定)※小雨決行、荒天時中止

かなり広いエリアから花火を眺めることができる
かなり広いエリアから花火を眺めることができる写真提供:金沢まつり実行委員会

神奈川県横浜市で開催される大会。八景島、海の公園、野島に囲まれた海上から、横浜の夜空に色とりどりの花火が打ち上がる。各種スターマインの連発が大会を盛り上げる。また、4年ぶりの開催となる2023年はお祝いを表現する企画花火「お祝い花火」を打ち上げる予定だ。入場無料で砂浜や公園内の芝生に座って花火見物ができるのもうれしい。

<DATA>
日時:2023年8月26日(土)19時~20時(予定)※小雨決行、荒天時中止
会場:海の公園
打ち上げ数:約3500発
例年の人出:約25万人


横浜スパークリングナイト2023/神奈川県横浜市中区

2023年7月15日(土)、10月8日(日)、12月9日(土)・23日(土)・24日(日)※荒天時7月15日(土)のみ翌日に延期

7月から翌年2月まで、短時間の花火が横浜港を彩る
7月から翌年2月まで、短時間の花火が横浜港を彩る画像提供:横浜スパークリングトワイライト実行委員会運営事務局

2023年7月から2024年2月の中華街春節祭まで複数日打上げられる、横浜港を彩る短時間の花火。2019年までは、ステージ、パレードなど日中のイベントと花火による「スパークリングトワイライト」を開催してきたが、2020年からはコロナ禍により、医療従事者への感謝の意と経済活動を後押しする思いを込めた短時間・分散型のシークレットの花火として「スパークリングナイト」として開催。打ち上げ日によって、新港ふ頭・大さん橋のいずれかまたは2カ所同時に、約150発の花火が打ち上げられる。

<DATA>
日時:2023年7月15日(土)、10月8日(日)、12月9日(土)・23日(土)・24日(日)※荒天時7月15日(土)のみ翌日に延期
会場:横浜港(新港ふ頭または大さん橋)
打ち上げ数:約150発


第45回足立の花火/東京都足立区

2023年7月22日(土)19時20分~20時20分

荒川の河川敷各所で、バリエーション豊富な花火を堪能できる
荒川の河川敷各所で、バリエーション豊富な花火を堪能できる画像提供:足立区街フォトコンテスト応募作品 第2回/hibiki氏

荒川河川敷を舞台に東京で夏に行われる大規模花火で、最も早く開催される。1時間で約1万5000発を打ち上げ、高密度に凝縮された構成が魅力。ナイアガラをはじめ、スターマイン、クライマックスの曲に合わせた花火など多彩なプログラムで飽きさせない。

<DATA>
日時:2023年7月22日(土)19時20分~20時20分
会場:荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋から西新井橋間)
打ち上げ数:約1万5000発
例年の人出:約67万人


第57回葛飾納涼花火大会/東京都葛飾区

2023年7月25日(火)19時20分~20時30分

花火との距離感による迫力はもちろん、腹に響くような音圧も都内屈指
花火との距離感による迫力はもちろん、腹に響くような音圧も都内屈指画像提供:葛飾納涼花火大会実行委員会

半世紀以上の歴史がある、下町人情あふれる花火大会。観覧席から打ち上げ場所が近いため、都内でも屈指の臨場感満点の花火を観ることができる。グランドフィナーレの銀カムロ花火も圧巻。

<DATA>
日時:2023年7月25日(火)19時20分~20時30分
会場: 葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷)
打ち上げ数:約2万発
例年の人出:約70万人(前回大会)


【東海】4年ぶりに開催する花火大会

ぎふ長良川花火大会/岐阜県岐阜市

2023年8月11日(祝)19時30分~20時35分

岐阜の夜空に 再び大輪の花が咲く
岐阜の夜空に 再び大輪の花が咲く画像提供:ぎふ長良川花火大会実行委員会

1946年から続く長良川の花火大会は、岐阜市が誇る風光明媚な景勝地、長良川河畔で行われる夏の風物詩として歴史と伝統を重ねてきた。また、中日新聞社と岐阜新聞社がそれぞれ大会を開催することで、全国でもめずらしく2週連続同じ場所で開催される花火大会として親しまれてきた。コロナ禍の影響で2019年(令和元年)を最後に開催が見送られてきたが、2023年には2つの大会が一緒になり「ぎふ長良川花火大会」として4年ぶりに開催。初の試みとして、花火応援席を右岸の長良川公園および高橋尚子ロード上に設置。花火の打上げが長良川左岸から行われることで、打上げ場所の正面から迫力のある花火を見ることができるようになっている。

<DATA>
日時:2023年8月11日(祝)19時30分~20時35分
会場:長良川河畔(長良橋から金華橋間)
打ち上げ数:非公開


【関西】4年ぶりに開催する花火大会

2023 びわ湖大花火大会/滋賀県大津市

2023年8月8日(火)19時30分~20時30分

【写真】びわ湖大花火大会の様子。湖のほとりで、夜空に咲く花火が堪能できる
【写真】びわ湖大花火大会の様子。湖のほとりで、夜空に咲く花火が堪能できる画像提供:公益社団法人 びわこビジターズビューロー

琵琶湖の夏の風物詩となっている、びわ湖大花火大会。2023年は「~夏のシガリズム~復活のびわ湖大花火大会」をテーマに4年ぶりに開催。今年は滋賀県とアメリカミシガン州との姉妹提携55周年、中国湖南省との友好提携40周年の節目にあたり、これを記念するとともに、子供たちの夢、平和への祈りなどの思いを込め、人と人との絆や希望が感じられる演出で、約1万発の花火が夜空を彩る。

<DATA>
日時:2023年8月8日(火)19時30分~20時30分
会場:滋賀県営大津港沖水面一帯
打ち上げ数:約1万発
例年の人出:約35万人


天神祭奉納花火/大阪府大阪市北区

2023年7月25日(火)日没~21時ごろ

大阪の夜景と花火のコラボレーション
大阪の夜景と花火のコラボレーション画像提供:大阪天満宮

1000年以上続く日本三大祭りの一つ、大阪府大阪市の天神祭が4年ぶりに開催される。毎年130万人が訪れる大イベントの最後を飾るのが天神祭奉納花火だ。約100隻の大船団のかがり火と、約3000発の花火が織りなす光景は幻想的。

<DATA>
日時:2023年7月25日(火)日没~21時ごろ
会場:川崎公園・桜之宮公園
打ち上げ数:約3000発
例年の人出:130万人


※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

この記事で紹介された花火大会

情報は2023年7月27日 11:22時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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