「天神祭奉納花火」の穴場スポットをチェック!大阪の夏の一大イベント「天神祭」を遊び尽くそう

大阪府

1000年以上の歴史を誇る日本三大祭りのひとつ、大阪の「天神祭」。2024年7月23日(火)〜25日(木)にわたってさまざまな神事が行われ、そのフィナーレを飾るのが約3000発の奉納花火だ。大阪天満宮の象徴・紅梅をモチーフにしたオリジナル花火などと、船渡御のかがり火が織りなす光景は幻想的。

この記事では、「天神祭」の見どころやおすすめの行き方について紹介する。

赤や黄色の色とりどりの花火とかがり火が、大川の水面に映る風情豊かな光景が楽しめる
赤や黄色の色とりどりの花火とかがり火が、大川の水面に映る風情豊かな光景が楽しめる


花火だけでなく多彩な神輿にも注目!

7月23日(火)11時30分~17時20分「ギャルみこし」

約200キロある神輿をかついだ80人もの女性たちが、天神橋筋商店街を練り歩く天神祭の人気行事。一日駅長などのイベントもあるので、巡行路をチェックして見に行こう。

<巡行路>
11時30分 JR天満駅南側 出発
11時35分 JR天満駅
14時30分 大阪天満宮
16時50分 天六奉安所 フィナーレ※多少前後する場合あり

天秤棒かつぎなどの数々の審査をクリアした女性が参加している
天秤棒かつぎなどの数々の審査をクリアした女性が参加している

白・赤・青が目立つ色鮮やかなはっぴが目をひき、威勢のいい掛け声が商店街に響く
白・赤・青が目立つ色鮮やかなはっぴが目をひき、威勢のいい掛け声が商店街に響く


7月25日(木)14時30分~「鳳神輿」(おおとりみこし)

陸渡御を一段と盛り上げる神輿。この鳳神輿と玉神輿(たまみこし)が、威勢のよいかけ声と共に舞う様子は圧巻。

陸渡御を一段と盛り上げる神輿
陸渡御を一段と盛り上げる神輿


7月25日(木)15時30分~「陸渡御」(りくとぎょ)

大阪天満宮から船渡御の乗場までの道のりを、総勢約3000人の大行列が練り歩く。第1陣から第3陣まで続く、騎馬や神輿などの多彩なパフォーマンスは必見だ。

ウマにまたがり、陸渡御の先導役を務める猿田彦。真っ赤な鼻高面と白いしゃぐまが印象的
ウマにまたがり、陸渡御の先導役を務める猿田彦。真っ赤な鼻高面と白いしゃぐまが印象的

「地車」(だんじり)。鉦、太鼓などの楽器をのせた曳き物。この上で披露されるにぎやかな「龍踊り」も見もの
「地車」(だんじり)。鉦、太鼓などの楽器をのせた曳き物。この上で披露されるにぎやかな「龍踊り」も見もの

鳳神輿と第3陣を盛り上げる玉神輿は、頭部に付いた宝珠が特徴。約2トンもの総重量に驚き
鳳神輿と第3陣を盛り上げる玉神輿は、頭部に付いた宝珠が特徴。約2トンもの総重量に驚き


7月25日(木)18時~「船渡御」(ふなとぎょ)

無数のかがり火と提灯がともるとともに、約100隻の船が大川を渡航。日暮れ後には花火と見事に共演し、幻想的な情景が楽しめる。船によって異なる装飾に注目!

かがり火が水面に映った華麗な光景は、「火と水の祭典」とも呼ばれる。明かりがさらに映える夜の景色にくぎづけになること間違いなし
かがり火が水面に映った華麗な光景は、「火と水の祭典」とも呼ばれる。明かりがさらに映える夜の景色にくぎづけになること間違いなし


「天神祭奉納花火」人気4ルート実例公開!

7月25日(木)に行われる「天神祭奉納花火」。毎年多くの人でにぎわうが、なるべく混雑を避けながら向かいたいもの。穴場のルートの実例をチェックしよう。

<天神祭奉納花火 花火データ>
・場所:大阪天満宮、桜之宮公園など
・日時:7月25日(木)19時30分〜20時50分
※荒天時は中止、天神祭は7月24日(水)、25日(木)実施。神賑行事は7月23日(火)も実施
・玉数:約3000発
・花火の大きさ:最大2.5号玉
・前回の人出:約130万人
・屋台:大阪天満宮、天神橋筋商店街、桜之宮公園の各所
・打ち上げ場所:桜之宮公園~川崎公園~大川一帯

【実例ルート1】JR京橋駅、京阪京橋駅

会場までの距離があるため、駅は18時ごろでも混雑を感じない。駅周辺に飲食店やコンビニが多く、買い出しやトイレの際に便利。観覧場所は桜之宮公園南側へ向かい、混雑している場合は川崎公園へ移動するのがおすすめ。

<POINT>
会場へ向かう道がいくつもあるため、歩いていても混雑は感じない。駅構内も広く、待ち合わせには最適だ。

<混雑対策>
桜之宮公園南側は18時30分ともなると大混雑。17時ごろには到着しておこう。遅れた場合は川崎公園へ移動しよう。※終電タイム:門真南行き24時7分発、大正行き24時11分発

会場までの道のりはストレスなし!人気の桜之宮公園南側から観覧しよう
会場までの道のりはストレスなし!人気の桜之宮公園南側から観覧しよう


【実例ルート2】JR桜ノ宮駅

特別観覧席の最寄り駅で、打ち上げ場所に最も近いため混雑必至。さらに改札も小規模なので、駅前は歩くことが困難なほどに。迂回して会場へ向かうことになるが、打ち上げ場所から遠い東口を利用して少しでも混雑を回避しよう。

<POINT>
17時30分ごろになると、電車が来るたびにかなりの観覧客が降りてくるので、混雑を避けるなら17時30分までには到着を。

<混雑対策>
終了直後は駅に着くのにも時間がかかる。帰りはJR桜ノ宮駅は避けて南側にある、JR大阪城北詰駅や京橋駅方面へ行こう。※終電タイム:大阪行き(内回り)24時6分発、京橋行き(外回り)24時20分発

【実例ルート3】京阪・地下鉄天満橋駅

大川西エリアにアクセスする人でどの時間も混雑するが、駅構内は広くて快適。仕掛け花火は少し見えにくいが、打ち上げ花火が真正面に上がるOAP前の円形広場に17時30分ごろには到着し、視界の開けた場所を確保しよう。

<POINT>
駅構内の混雑のピークは18時を過ぎてからなので、まだすいている17時を目安に到着すればスムーズに移動が可能に。

<混雑対策>
終了後は駅前に行列ができるため、OAP前からの帰りは、京橋駅周辺の店で食事して帰るのもおすすめ。※終電タイム:八尾南行き23時59分、大日行き24時1分

18時までの到着で混雑を回避!観覧はOAP前円形広場を目指して
18時までの到着で混雑を回避!観覧はOAP前円形広場を目指して


【実例ルート4】地下鉄南森町駅

17時30分ごろから人が増えだし、ピーク時は改札から次々に観覧客が出てくるため、地下道が混雑する。しかし、JRなどに比べるとすいている時間帯もあるのでおすすめ。大阪天満宮や1号線沿いの屋台も楽しもう。

<POINT>
昼から神賑行事を楽しめば、駅での混雑が避けられるうえ、お祭り気分もたっぷり満喫できる。

<混雑対策>
花火と神賑行事の観覧客でかなりの人出になるので、17時30分までに到着して屋台に寄りながら会場へ向かおう。※終電タイム:八尾南行き23時56分、大日行き24時4分、天下茶屋行き24時11分、正雀行き24時31分

17時30分を過ぎるとスムーズに動けないため、昼から天神祭を楽しむのもおすすめ
17時30分を過ぎるとスムーズに動けないため、昼から天神祭を楽しむのもおすすめ


花火をゆっくり楽しむなら、有料エリアもある河川敷へ

大阪ふれあいの水辺特設会場に「桜之宮/ふれあいの水辺会場」が設置される。テーブル指定席と砂浜自由席があり、街中とは思えないロケーションもおすすめだ。どちらも18時に開場。チケット購入は天神祭事務局の公式サイトを要確認。

テーブル指定席(1テーブル4席)は前売り3万6000円
テーブル指定席(1テーブル4席)は前売り3万6000円

専用レジャーシートに座って花火を観覧できる砂浜自由席は7000円
専用レジャーシートに座って花火を観覧できる砂浜自由席は7000円


※本記事は「関西ウォーカー 2024夏」を転載し、編集したものです。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

詳細情報

天神祭事務局(株式会社JTB 大阪第一事業部内) 公式サイト:
https://www.jtb.co.jp/stores/j6638-0/tenjin/index.asp


情報は2024年7月5日 16:00時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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